サグラダファミリア 日本人彫刻家 外尾悦郎

一瞬だったので、内容も忘れてしまいましたけど素敵なCMでした。
最近流れてるCMなのかな?その内youtubeでも見れるような気がするので動画はどこかで見かけたらアップします。

今でも建設が続けられている事で有名なサグラダ・ファミリアですが、日本人の方が携わっていたんですね!!知らない自分に大ショックでした・・・

ちなみに2005年、建設途中ながら、外尾悦郎の手がけた生誕のファサードの部分がアントニ・ガウディの作品群としてユネスコ世界遺産に登録されたそうです。

外尾悦郎さんを色々と調べてみたところ、福岡県出身の彫刻家。スペイン、バルセロナサグラダ・ファミリアで主任彫刻家をつとめるとの事です。

ある講演会では以下のような事もお話されていたようです。

教会は基本構造物を組積造から、RC造(鉄筋コンクリート造)に転換していて、彫刻も全てコンクリートにすると言われ、「俺はこの仕事を辞める」と言ったという。
結果的に彫刻は石で造られること決まり、外尾さんは残ったのだが危惧は消えないと言う。

コンクリートは優れた建築材料であると思うが、自然な物ではなく人工物である。言ってみれば無理矢理型にはめて生み出す物であり、力ずくで作るものである。
石と違いそこには『生きている』という感触がなく、最初から死んでいる。
そしてそれは、死んだままどんどん環境に即して劣化していく。
それに対し石は自然の物であり、形を生み出すときも石の声に耳を傾け、自然と対峙することで自然を形とすることが出来るようになり、それは生きている。
力で彫ろうとしても生きたものは出来るものではなく、ましてやコンクリートを型に流し込んで作るものに命などあろうはずもない。


そして多くの方が印象に残ったとブログなどに書かれている発言は以下。

良く聞かれるのですが『いつ出来るのですか?』と。
しかし私は完成はない、と答えています。確かに一応の竣工というものがいつか来るでしょう。
この建物は巨大な生き物であり、それは永遠に生き続け、育ち続けるものだと思っています。
つまり、大切なのは生かし続けることであり、生き続けている限り、完成と言うことはないのです。私はおそらく一応の完成を見届けることは出来ないと思いますが、私の造ったこの教会の一部が未来永劫生き続けている事がわかっているので、いつ死ぬことがあったとしても思い残すことはないと考えています。
そしてそのために、毎日を100%の自分でいようと思っています。
もしその日が80%で良いと思ってしまったとしたら、翌日にはまた80%でよいと思うようになってしまい、それは既に80%ではなく80%の80%で、64%なのです。
そうしてどんどん自分が小さくなってしまうとしたら、それは自分にとってどうなのかと。
だから私は常に100%の自分でいようと決めているのです。
今日は今日のこの瞬間しかないのだから。


この時間にこういう素晴らしい情報を得てしまうと興奮して寝られません・・・
情熱大陸に出たりしてくれないかな〜




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